福島県福島市の山岳観光道路「磐梯吾妻スカイライン」の道中にある「吾妻小富士」。
紅葉シーズンには大渋滞が発生するくらい人気の観光スポットですが、登山と聞くと尻込みしてします方も多いはず。
ですが安心してください!登山未経験・運動経験中学の部活のみ・デスクワーク多めの会社員で、自他共に認める体力なし子の私でも登りきることができましたから!
今回はそんな私のぷち登山体験のお話を中心に、滞在時間や駐車場の渋滞についてもまとめました。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
吾妻小富士とは?
福島県の人気ドライブコースである「磐梯吾妻スカイライン」。その道中の浄土平にある観光名所「吾妻小富士」。
形状が富士山に似ている事から「吾妻小富士」と名付けられた吾妻連峰の一つです。
吾妻小富士の火口は、5000~6000年前に噴火した際に形成された火口であると言われているそうです。
数100年前とか言われただけでも想像できないのに、1000年単位…。
そんな遥か昔に発生した噴火でできた自然物が現代まで残っているんですからすごいですよね。
山頂では直径約500mにもわたる、ダイナミックなすり鉢状の大きな火口があります。
火口の底を覗いたり、福島市の町並みを眺めたり、風景を楽しみながら火口壁を1周する「お鉢巡り」が人気です。
(1周約1.5㎞、約1時間程度)
駐車場について
「浄土平駐車場」を使用することができます。有料ですが約500台収容できる大きな駐車場です。
私が到着したのはAM8:00頃でしたが、すでに駐車場前には10~15分の渋滞(約350m)が発生していました。
(2024年10月13日時点)
駐車料金は入口で支払います。高湯温泉側と土湯峠側からの車を交互に1台ずつ対応していたので、紅葉シーズンなどの観光客が多くなる時期は大渋滞が予想されます。早め早めに行動するのがおすすめですね。
※駐車場利用料:普通車500円、二輪車200円、マイクロバス1000円、大型バス2000円
上の写真、なんの写真か分かりますか?
右側にあるオレンジ色の建物あたりから、ずらーっと車が並んでいるのわかりますよね?
これ…全部駐車場待ちによる渋滞なんですよ。
この時点でどこまで車があるかは分かりませんが、AM10:00過ぎに私が帰った時にはおそらく2~3㎞くらいの渋滞になってましたね。しかもなかなか進んでない…。
お手洗いに行くためか、先の渋滞を確認するためかは分かりませんが、渋滞の列に運転手を残し、車から降りて歩いている人が結構いて…それが印象的でしたね。
登山体験
ここからは実際に登った上で分かったことや滞在時間などをお話ししていきます。
服装について
サンダルやスカートなど動きにくい恰好を除けば基本的にはどんな服装でも大丈夫だと思います。
がっつり登山服の人もいましたが、私はシャツとマウンテンパーカー、ワイドタイプのズボン、スニーカーで挑みましたが、全然問題なかったです。
風が強かったり、気温が低かったりするので羽織れるものがあると安心ですね。
滞在時間について
滞在時間の内訳としては、
- 階段で山頂に登る:10分
- 火山壁を1周する「お鉢巡り」:1時間
- また階段で降りる:12分
で合計時間は1時間22分でした。
これはあくまで耐力のない私がたまに「ぜーぜー」休憩しつつ、写真もパシャパシャ撮りながらかかった時間です。
「ゆっくり歩くとこれくらいかかるんだなぁ」くらいに考えておいてください。
では、写真付きで詳しく解説していきます。
①階段で山頂に登る:10分
スタート時刻AM8:10
2人並んで登れるくらいの幅がある整備された階段です。
行きと帰りで同じ階段を使用するので、1列で登った方がいいですね。
最初はリズムよく登っていた私も階段で体力を削られ、途中の踊り場で3回くらい休憩しました。
30秒~1分くらい、水分補給しながら景色を見て、息を整えて再スタート。
それの繰り返しでAM8:20山頂に到着!休憩しながらでも10分で登れましたね。
②火山壁を1周する「お鉢巡り」:1時間
お鉢巡りは時計周りで歩くのが推奨されているので、左側に向かいます。
推奨されている理由は、おそらく一部岩山地帯みたいなところがあり、傾斜もあるので逆から回ると降りるのが大変だからかな?と推測します。
周りに柵などはありませんが、想像以上に幅があるので危険はありません。
周りの移り変わる景色を楽しみつつ1周しましょう。
景色やダイナミックな火山口に注視しすぎると、足元が疎かになって躓いてしまうのでご注意ください。
一部岩山地帯の傾斜がきつい所がありますが、
あれってもしかして、ゴローニャ(ポケモン)が擬態してるんじゃ!?
と丸い大きな岩(写真右側)を見てちょっとテンション高めにして乗り切りましたね(ここが個人的に一番の難所)。
みなさんもゴローニャ探してみてください。
その後はちょうど半分くらいの距離を歩いたところで、なんとドローンで撮影している方がいました!
国土交通省から依頼を受け特別に許可を取って撮影している方で、ご縁があり名刺をいただくことができました。
その方のInstagramを載せておきます。吾妻小富士のドローン動画ぜひ観てみてください!すっごく素敵ですよ!
4分の3くらい歩いたところで山々の紅葉チェック。
紅葉シーズンが始まっているはずなのに、3分咲き(?)といったところ。
黄色と赤の鮮やかな紅葉が見たかったんですが、残念ながらまだ早かったようです。
お鉢巡り終了時刻AM9:23
③また階段で降りる:12分
1周して火山壁のスタート地点に戻ってきたら、また階段で降ります。
この階段、私の歩幅と絶妙に合わないんですよね…。
1歩ずつ軽快に「トン!トン!トン!」と大股で降りるか、安全を考慮して小さく「ちょこちょこ」降りるかの2択で…。
普通の階段を下りるより疲れました。この表現伝わるでしょうか?
時刻AM9:31
まとめ
階段や傾斜がきつい岩山地帯など、体力がない方は辛い所もたまにありますが、基本的には平坦な道や緩やかスロープが多いです。
景色を楽しみながらゆっくり回れば、女性や子供でも問題なく登ることができますよ。
(むしろ子供の方が体力あるかも…。)
服装と靴、渋滞に気をつけて吾妻小富士のぷち登山、ぜひ体験してみてくださいね。